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今後の相場や最新モデルの動向調査

パテックフィリップ初のステンレススティール製スポーツラインとして登場したノーチラス。

きわめて薄いケースに一体化したブレスレットは美しい仕上げが施され、貴金属とも遜色のない美しさを有します。セイコーこういった魅力から、ノーチラスは世界最高峰のラグジュアリー・スポーツウォッチの呼び声をほしいままにしてきました。

そんなノーチラスはいくつかの系譜を辿ってきましたが、2006年にRef.5711が登場します。2010年にはフルモデルチェンジが加えられ、現行Ref.5711は完成されていくこととなりました。

近年のRef.5711はその傑出した出来栄えとともに、「世界一高いステンレススティール製時計」としてもしばしば話題にのぼります。定価自体も高い設定ではありますが、それ以上に実勢相場がステンレススティールとして世界最高峰。ある程度相場が高くなると買い控えが起きるものですが圧倒的な需要は留まるところを知らず、正規店はおろか並行市場でもなかなか姿を見かけないほどとなりました。

しかしながら2020年、にわかにRef.5711のバリエーションであったホワイト文字盤が生産終了します。



もっとも、1976年当時は非常にユニークすぎる存在でした。なぜなら高級時計と言えば貴金属を用いたラウンドフォルムのドレスウォッチが主流の時代。

確かにレトロ・フューチャーがトレンドになり、様々なデザインが生み出されていた時代でもありましたが、パテックフィリップほどの雲上ブランドが、ステンレススティール製で、しかもなんだかあまり見かけない型のデザインを採用するとは…

さらにはケース直径39mmという大きさ!今でこそなんてことないサイズ感ですが、34mm~36mm前後が主流の当時としてはビッグサイズです。そのため初代ノーチラスは現行よりも小さいですが、「ジャンボ」の愛称で今なお親しまれています。

このユニークながらも人々の心に鮮烈なインパクトを与える―当然、今なお―ノーチラスのデザインを手がけたのは、故チャールズ・ジェラルド・ジェンタ氏です。「時計界のピカソ」とも異名を持つ氏は、後年の時計デザインに大きな影響を与えることとなりましたね。

その4年ほど早く、同じく雲上ブランドであるオーデマピゲのロイヤルオークを同氏がデザインして話題になりました。

ちなみにロイヤルオークは戦艦をモチーフにしており、ノーチラスは潜水艦「ノーチラス号」からインスピレーションを受けています。



こういった出自を持つノーチラス。

さらに「ウェットスーツにもタキシードにも完璧にマッチする時計を」といった理念のもとで製造されたと言われており、スポーツウォッチならではの「防水性」を保ちつつ、上品な「薄型」を実現していることもノーチラスを特徴づける点です。

発表当時からノーチラスは12気圧防水が堅持されており(モデルにもよりますが)、加工技術が発達した今ならいざ知らず、オーデマピゲ 時計ケース当時としては非常に堅牢なスペックであったことでしょう。

この薄さ×堅牢性を実現しているにもかかわらず、初代ノーチラスは裏蓋を持たないず2ピースケース構造でした。

ベゼルとケース本体のみで構成されたこのケースはきわめて薄く、しかしながらケース両サイドに「耳」と呼ばれる固定パーツを組み込むことで、ケースの気密性やリューズ保護の役割を果たしました。

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