そして、オリンピックでは不可欠なのは、正確なタイムを記録する、すなわち計時の技術です。歴代でもっとも多く採用されているのはスイスのオメガ社ですが、1964年の「東京オリンピック」では日本で初めてセイコーが計時を担当しています。
BREGUET(ブレゲ)
クラシック 7147
名門メゾンが誇る薄型自動巻きムーブメントを搭載し、ケース厚はわずか6.1mm。乳白色のダイヤルは、エナメル製でしっとりとした質感が美しい。少し右にオフセットされたスモールセコンドが、デザイン上のアクセントになっている。そのわずかに窪ませたインダイヤルの外周が、滑らかなスロープ状になっているのは、優れたエナメル技巧の賜物だ。
BLANCPAIN(ブランパン)
ヴィルレ エクストラスリム
コレクションを象徴するダブルステップベゼルが、8.35mm厚の薄いケースに立体的な造形美を添える。小ぶりなケースサイズとホワイトのダイヤルに浮き立つ植字のローマ数字とが、クラシカルで気品ある印象を高める。搭載する自社製の薄型自動巻きムーブメントは、ツインバレルで100時間ものロングパワーリザーブをかなえ、実用性にも秀でている。
A. LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
サクソニア・フラッハ
深いブルーに小さな金属の結晶が散らばる様子は、満天の星空のよう。ニュアンス豊かなダイヤルは、溶かしたガラスの中に酸化銅の粉末を混ぜ込み作るブルーゴールドストーン製。ドイツの名門が誇る6.2mm厚の薄型時計が、幻想的な雰囲気をまとった。ムーブメントも2.9mm厚と極薄ながら72時間駆動を実現し、完璧な手仕上げで美しさを放つ。
まず、世界ではじめてクオーツ時計の技術で計時が行われたということ。そして、技術が功を奏し、一度も計時のトラブルを起こさなかったといわれます。また、100分の1秒までタイムを記録できるストップウォッチも開発されるなど、セイコーはその技術力で世紀のイベントを陰から支えたのです。
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